ご挨拶

中山 秀喜
  • 代表取締役社長
  • 中山 秀喜
  • Hideki Nakayama
  • 1972年、北九州市小倉南区生まれ。
  • 1990年、福岡県立小倉商業高校卒業後、日本コンピューター株式会社に入社。
  • 2024年、代表取締役社長に就任。

「人類の進化に寄与する価値の創造」

日本コンピューター株式会社(以下、nichicom)の経営目標は「人類の進化に寄与する価値の創造」です。これは、人類がよりよい方向に進化していくことに対して、何かしらの形で貢献できる価値をもった製品やサービスを創りnichicomブランドとして提供していこうというものです。
弊社は、少子高齢化や社会保障費の増大といった現代の社会問題を人類の繁栄や“進化”による副産物であり、誰にも止めることができない大きな流れであると捉え、それらの根絶を目指すのではなく、むしろ、それとどの様にうまく付き合っていけるかという観点で発想し、問題解決のための道具として、人類進化の最先端の産物であるIT技術を活用しようと考えました。
また、一見華々しく見えるIT企業にはおよそ似つかわしくない一風変わった社風で社員間の結束力を発揮し、「損得より善悪」という健全な価値基準を軸に経営目標に合致した活動でいかに「ITで社会貢献」を実現するのか、日々真剣に取り組み続けております。

「社員が自慢の会社」

その経営目標が如何に壮大で素晴らしいものであったとしても、それを実現する社員と乖離があっては達成は困難です。誇らしいことに弊社の社員は、全員が経営目標を理解し、同じ志をもって集い、役割分担し協力しあえる仲間たちです。目標を実現するための具体的な事業計画は社員が自らの手で構築し、実行し、改善を繰り返しています。そんな社員たちが、私たちnichicomの一番の自慢です。

「会社は人の集合体」

「会社」とは何か。屋号か、社屋か、それとも経営陣か?・・・辞書によれば、「同じ目的で物事を行う集団」とも定義されています。nichicomでは、「会社は人の集合体」という定義が浸透しています。「会社の~」とか、「会社が~」とか、会社と社員が対峙するかのような関係性を表現する形での「会社」を主語とした表現はほとんど使われることがありません。それは、会社=nichicomとは社員の集合体であり、一人ひとりがプロとしてnichicomの看板を背負っているという自覚をもってくれていることにほかならないからです。

弊社の先々代社長である長井克成は、平成元年に「あれこれ手を出さず何かに特化してその分野のNo.1になる」という”業務特化戦略”を打ち出しました。その結果、社会貢献性の高い「健康管理、福祉」といったいわゆる社会保障分野に特化し、その後、「介護保険、保健衛生」と領域を拡充していきました。
また、先代社長である原田栄一は、平成18年に「短所には目をつぶり組織で補完、その分長所をとことん活かす人財育成と組織編成により、個が持つ潜在能力を最大限に発揮する」という”長所特化戦略”を打ち出しました。その結果、社員がそれぞれに自身の長所をのびのびと発揮してきたことで、当時システムエンジニアしかいなかった社内に、営業、コンサル、デザイナー、クリエイター、データベース、クラウド、インフラ、マーケター、データサイエンティスト等々・・・様々な得意分野を活かした新たな職種が確立していき、nichicomは本物のプロ集団へと進化を遂げてきています。

さて、弊社はこの度18年ぶりの社長交代が行われ、弊社の歴史は新たな章へ突入することになりました。基本的な経営スタンスや社風は何ら変わりませんが、現状に満足するのではなく、これからは“ホスピタリティ戦略”(お客様から良きパートナーとして選んでいただけるように歓待の​精神をもって物事の本質を見極め、顧客感動を実現していく)を強力に推進していきたいと考えています。私たちは、お客様に驚きと感動を体験していただけるような高い価値を創造し提供していきたい、そのために、常にプロであり続けたいと考えます。お客様に新たな価値を提案できる特化した業務領域のプロとして、お客様に驚喜してもらえるモノづくりのプロとして、お客様に感動してもらえるホスピタリティのプロとして、今後も勇猛精進していく所存でございます。
今後の弊社は、従前より得意とする健康・福祉・介護保険ビジネスに注力しながらも、事業領域を広義の保健衛生・介護福祉、そして予防事業に、対象を一般消費者に、そして市場を日本以外の国々にまで拡張していくことで、より多くの方々に、製品やサービスに込めたnichicomのメッセージをお届けしたいと考えております。新たなチャレンジを続ける明るく元気な個性派IT企業nichicom(ニチコン)を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

  • 2024年6月1日
  • 代表取締役社長
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